70年代のスキーセーターからインスパイアされたウールソックス。
柄編みのソックスは内側に糸の端末が多く出ているものが一般的ですが、このソックスは旧式の特殊な編み機でジャカード編みにすることで、糸端末の飛び出しを最小限に抑えました。
このようなジャカードを編める機械も、そして扱える職人も年々少なくなっており、今ではどちらもとても貴重な存在です。
最新の編み機よりも低速で編まなければならず、編み時間はかかりますが、量産型の機械には出せない風合いと履き心地は、この編み機ならでは。
ウォッシャブル(防縮)ウールを使用しているので家庭用洗濯機での洗濯が可能です。
RoToToのソックスは国内一の生産量を誇る靴下産地奈良県・広陵町を中心とした工場で生産しており、 職人の方々と共に取り組み、話し合う事で生まれる現場(工場)での「ものづくり」を大切にしています。
広陵町で靴下作りがはじまったのは今から100年以上前の明治43年。
旧馬見村(現在の広陵町)のある一人の男性がアメリカ視察から靴下編み機を持ち帰ったことがきっかけでした。
この地域は江戸時代初めより農家の副業としておこなわれていた大和木綿、大和絣(やまとかすり)という織物の生産が盛んでしたが時代とともに衰退し、その代わりとなる産業として靴下製造が広がっていきました。
ソックスの原料である糸は季節や用途に合わせ、夏であればリネン、冬であればウールなどシーンに応じ様々な糸を使い分けるのはもちろんのこと「コットンとリネン」や「ウールとナイロン」など異素材を一緒に編み立て組み合わせることで新しい機能性と履き心地を作り上げていくのがRoToToのソックスです。
あまり知られてはいませんが靴下編み機には実は沢山種類があり、編み機によって編めるソックスは様々です。
世界でも台数の限られた珍しい特殊編み機や、昔ながらのコンピューター化されていない旧式編み機、また最新鋭の編み機などを使い分け、無数にある糸の中からイメージする履き心地に適した糸を選定、工場で直接職人の方と話し合いながら何度も細やかな調整を経てひとつのソックスを作り上げていきます。
編み機・糸・人が一つとなってはじめてRoToToのソックスは出来上がります。
70年代のスキーセーターからインスパイアされたウールソックス。柄編みのソックスは内側に糸の端末が多く出ているものが一般的ですが、このソックスは旧式の特殊な編み機でジャカード編みにすることで、糸端末の飛び出しを最小限に抑えました。
このようなジャカードを編める機械も、そして扱える職人も年々少なくなっており、今ではどちらもとても貴重な存在です。
最新の編み機よりも低速で編まなければならず、編み時間はかかりますが、量産型の機械には出せない風合いと履き心地は、この編み機ならでは。
スニーカーはもちろん、革靴とも合わせやすい、汎用性の高いソックスです。
ソックスについている丸い輪っかはソックスの生産工程であるつま先縫いの際に必ず出る縫製くずです。
この輪っか、靴下の産地、広陵町では大量に出るもので希望のある全国の老人福祉施設などに送られ、リハビリや文化活動として輪っかを利用した指編みの作品作りの材料として使われます。
奈良県では駅のベンチなどにこの輪っかで作った座ぶとんが敷かれていたりします。
捨てればゴミだけど工夫すれば何かに使えるもの。
RoToToでもこの小さな編み物を何かに活用できないか考え、吊るすことのできるパッケージとしてリユースしています。
ソックスを購入して下さった後も皆様のアイデアで何かに活用していただければ嬉しい限りです。