ピンクダイヤモンドの世界
その稀少性と美しさから、海外のジュエリーコレクターやセレブたちが注目するアイテムとなっている「ファンシーカラーダイヤモンド」。その中でも特に人気が高いのが、ピンクダイヤモンドです。ファンシーカラーダイヤモンドの代名詞と言って良いでしょう。まずはピンクダイヤモンドの人気の秘密をご紹介しますので、こちらを是非ご覧ください。⇒「ピンクダイヤモンドの世界」しっかりとした色合いのファンシーピンクです
このピンクダイヤモンドのカラーグレードは、ファンシーピンクです。ピンクダイヤモンドのカラーグレードとしては、“ファンシービビッド”、“ファンシーインテンス”に次ぐ三番目に濃いカラーグレードです。カラーグレードに“ファンシー”という冠が付けば、それは希少な“ファンシーカラーダイヤモンド”のカテゴリーになります。ピンクダイヤモンドには、パープル、オレンジ、ブラウンなど、ピンクカラーにわずかに他の色味が入っているものが多く、それらはカラーグレードに、“パープリッシュ”“オレンジィ”“ブラウニッシュ”など付加的な名称、“修飾色”を入れて表します。しかし実際には天然に生まれる千差万別のカラーを、人為的な数の限られたカラーの名称で区分するのは大変困難なことです。同じ名称でカラーグレードされている石でも、プロの目から見るとその色の幅はかなり広いです。
この石のカラーグレードには修飾色の名称は入っていません。つまりカラーグレードの名称としては付加的に他の色味は入っていないということです。では、実際に石を子細に観察してみます。この石にはわずかに“オレンジ味”を感じます。ピンクにオレンジ味の混じった柔和な色合いです。ファンシーピンクのグレードとしてはやや濃い目のピンクだと思います。しっかりとした色合いのピンクダイヤモンドです。
希少なピンクダイヤモンドにふさわしい質感のリングです
ピンクダイヤモンドはとても希少で高価ですので、どうしても石のサイズが小さくなります。0.05カラットから0.20カラットくらいが最も多いのではないでしょうか。一般的にはこの大きさのダイヤモンドはセンターストーンとしてはそれほど高価というわけではないので、デザインも一般的なものが多く、枠もそれほどこだわったものではなくて、なかなか高価なピンクダイヤモンドに適したものではない場合が多いです。私たちは、センターストーンが小粒のピンクダイヤモンドでも、それにふさわしい専用のデザインを多数開発しています。このリングもその一つです。
まずは、シンプルに白い高品質メレダイヤモンドでピンクダイヤモンドを取り巻きました。鮮やかなピンクと白のコントラストが際立って、より一層ピンクの美しさが強調されます。メレダイヤモンドの部分の石座はプラチナ950ですが、センターストーンの石座はK18ピンクゴールドを使いました。こうすることで、美しいピンクダイヤモンドの色味を引き立てています。とても小さな面積ではあるのですが、こだわってみました。
そして、アームの太さを、一般的なこのサイズのセンターストーンのものよりも少し太めにしています。アームの厚さもやや厚めです。ほんの少しのことなのですが、これだけでこのリングに触れていただければ、高価なピンクダイヤモンドに相応しい「質感」を感じていただけると思います。このリングには約4.4グラムのプラチナが使用されています。このサイズ感のリングとしては、十分な量のプラチナを使用しています。リング内側にもたっぷりのプラチナを使用しているので指当たりが良く、指にはめたときの着用感はとても良いです。
プラチナ950の輝きを引き出す
またこのリングには、より純度の高いプラチナ950を使用しています。プラチナ950は、通常のプラチナ900よりも硬く、変形にも比較的強い素材です。そのプラチナ950を鏡面のようにピカピカに磨き上げることによって、細部までフォルムにこだわった優雅な曲面に、美しい光沢が生まれます。特にリングの側面などでこの美しいプラチナの光沢を存分に楽しんでいただくことができます。地金の艶やかさを最大限に引き出すこの磨き方は鏡面仕上げと呼ばれ、ダイヤモンドの輝きだけでなく、プラチナの艶やかな輝きにも目を見張ります。
クラリティはSI1
クラリティとは、ダイヤモンドの「透明度」を表します。天然のダイヤモンドはそれが生成される地球内部の状況によって、結晶の過程で様々な不純物を取り込みます。この内包物が多くなると透明感が欠け、輝きが十分に発揮できず、価値が下がります。内包物が少なくなるにつれ、産出量も少なくなり、稀少性が高くなります。SI1はプロが10倍のルーペを使って内包物を確認できるグレードです。肉眼で内包物を見つけることは全くできません。内包物がダイヤモンドの透明度や輝きに影響することはありません。
オーバルカットの優美な輝き
オーバルカットは数あるファンシーシェイプの中でも最も優美な輝きを持った普遍性のあるカット、と言って良いでしょう。ラウンドブリリアントカットを横に引き伸ばして形にしただけの最も「自然」なカットは、ラウンドに次いでブリリアントカットの利点を享受する素直な美しい輝きがあります。実際、ルビーやサファイヤなどのカラーストーンの多くはオーバルカットにカットされます。その普遍的なシェイプゆえに、ラウンドと並んでデザインの自由性が高いのも特徴です。カラーストーンに多く使われるカットなので、ピンクダイヤモンドとの相性もバッチリです。国内最大手のCGLの鑑定付きで安心です
CGL(中央宝石研究所)の鑑定書が付属しています。CGLは、宝飾業界の健全な成長、公正な取引に貢献することを目的としているAGL(Association of Gemological Laboratories 宝石鑑別団体協議会)の会員であり、大手百貨店での取り扱いも多く、国内最大手の信頼のおける宝石鑑定機関です。