オールド ヴィンテージ ワインについて
ワイン(シャンパーニュ)の熟成過程によって液面の低下及びエチケットやネックフィルム、コルクなどの経年劣化があります。
ワイン(シャンパーニュ)は生き物ですので、同じヴィンテージでも同じ味わい/風味が保証されるものではありません。お客様の趣向により味わいが劣化に感じられることもあります。
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・名称:シャトー オー ブリオン 1989
・内容量:750ml
・アルコール度数:13度
・品種:カベルネ・ソーヴィニョン 45%、メルロー 37%、カベルネ・フラン 18%
・タイプ:赤
・保存方法:ワインセーラー
パーカーポイント:100点
予想される飲み頃:2005 - 2030
This continues to be one of the immortal wines and one of the greatest young Bordeaux wines of the last half-century. Consistently prodigious and almost a sure bet to top the scoring card of any blind tasting of this vintage as well as other years, the 1989 Haut-Brion is a seamless, majestic classic, and a tribute to this phenomenal terroir and its singular characteristics. The wine still has a very thick, viscous-looking ruby/purple color, a spectacular, young but awesome smorgasbord of aromas ranging from scorched earth, liquid minerals, graphite, blackberry and black currant jam to toast, licorice, and spice box. The levels of fruit, extract, and glycerin in this viscous, full-bodied, low-acid wine are awe-inspiring. The brilliant symmetry of the wine, extraordinary purity, and seamlessness are the hallmarks of a modern-day legend. It is still in its pre-adolescent stage of development, and I would not expect it to hit its full plateau of maturity for another 3-5 years, but this should be an Haut-Brion that rivals the greatest ever made at this estate. Life is too short not to drink this wine as many times as possible! A modern day clone of the 1959? Anticipated maturity: 2005-2030. Last tasted, 1/03.(Bordeaux Book, 4th Edition, The Wine Advocate, 1st Jan 2003)
シャトーの創始者であるジャン・ドゥ・ポンタックが、結婚の際に妻が現在のオー・ブリオンの土地の一部を持参したことがきっかけで、その後少しずつ周囲の土地を買い集め、1550年にワイン醸造のための設備を造り、正式にシャトー・オー・ブリオンが誕生した。
その後、アルノー3世の代に初めてイギリス市場に参入、次の代には、オー・ブリオンの名声を高めるために活動拠点をボルドーからイギリスに移す。1666年、ロンドンに「lEnseigne de Pontac」という居酒屋を開くと、瞬く間にこの店は評判となり、“ロンドンでただ一つの小粋な店”と呼ばれるようにまでなった。オー・ブリオンは、特定の畑名で売り出された最初のボルドーワインとなったのだ。
その後、様々なオーナーの手を経て、ジョゼフ・ドゥ・フュメルがドメーヌを譲り受けた頃に大きな転機がやってきた。軍隊を退役した彼は、1763年よりオー・ブリオンの経営に没頭し、オレンジ畑、広大な庭園、その他様々な建物を作るなど、シャトーの美化に努める。また海外へのワイン輸出にも力を入れ、イギリスへの輸出量を増やしただけでなく、スウェーデンなどにも目を向けていた。
フランス革命が勃発すると、ドメーヌへの被害はほとんど無かったのだが、オーナーのジョゼフ・ドゥ・フュメルは、これまでのイギリスとの取引関係などが革命委員会の目に留まってしまい、断頭台へ登ることとなってしまった。
オー・ブリオンは、ナポレオン戦争で敗れたフランスの救世主となります。国の崩壊という危機に追い込まれていたフランスの外相タレーランは、敗戦国の処遇を決める1814年の「ウィーン会議」で、連日連夜、各国代表に豪華な料理とオー・ブリオンを振る舞いました。これによって各国代表も態度を軟化させ、フランスは敗戦国でありながら領土をほとんど失うことなく乗り切ることができたのです。
まさに“フランスの救世主”ともいえるオー・ブリオンの名声は、瞬く間にヨーロッパ全土に広まっていきました。特例としてメドックの格付1級に加えられているのも当然のことでしょう。
オー・ブリオンは、五大シャトーの中で最も“エレガント”“香り高い”と評される一方で、“軽い”“外交的”とも言われていますが、決して軽いという訳ではありません。他の4つのメドックのワインに比べると、メルローの比率が高いため、渋みが少なく柔らかさがあり、グラーヴ地区らしい香りや味の調和のとれた、とても親しみやすいワインなのです。
それに加えて、優れた凝縮感を持ち合わせていて、いい年のものは、若いうちから飲みやすいにも関わらず、ゆっくり寝かせると重みとともに滑らかな舌触りも増し、30年の熟成にも耐えることから、五大シャトーで“最も飲み頃の期間が長い”とも言われています。
類まれな豊かな香りとともに、タンニンの殻に邪魔されることなく、複雑でエレガントな風味と、まろやかでたっぷりとした旨味を楽しめることができる、極上の美酒オー・ブリオン。
オー・ブリオンは国有財産として競売にかけられてしまい、ナポレオンの外相であったタレーランをはじめ、所有者が次々と入れ替わった。
そして、1836年、競売にかけられていたオー・ブリオンの土地を、ジョゼフ=ウージェーヌ・ラリューが買い取った。さらに彼は、1841年、別の所有者の手に渡っていた3分の1の土地も買い入れ、1694年以来、ばらばらになっていたドメーヌの土地は、ようやく一つにまとまったのだ。彼はオー・ブリオンの発展に尽力し、多大な功績を残した。その甲斐もあって、1855年、オー・ブリオンは、【ラトゥール】、【ラフィット】、【マルゴー】といった高級シャトーと肩を並べ、堂々と第1級に格付けされたのだ。
1935年、クラレンス・ディロンがオー・ブリオンの買い手として名乗り出る。財務家として、またスポンサーとして手腕を振るったディロン家は、先見の明によって最新技術を次々と導入、低迷していたシャトー・オー・ブリオンを蘇らせ、今日の栄光を揺るぎないものとした。
オー・ブリオンはボルドーの都市部に近いので、メドックの平均よりも2ほど気温が高くなります。このため、その分だけブドウの成熟も早く進み、ボルドーのどのシャトーよりも早く収穫できるのです。通常、メドック地区の収穫は9月中旬に始まるのですが、オー・ブリオンだけは8月終わりから収穫が始まることもあるほどなのです。実際、2005年には白は「8月24日」から、赤は「8月29日」から収穫が始まっていて、他のシャトーの「9月15日」と比べても2週間以上も早かったそうです。
秋口にかけて雨の多い季節になりますが、早く収穫できることの最大のメリットは、この雨の影響を受けにくくなることです。雨に当たってしまうと、せっかく成熟したブドウの糖度を低下させてしまう上に、灰色カビ病という病気を引き起こす可能性が高まってしまいます。9月中旬~下旬にかけては、雨に悩まされやすい時期で、それまでは良い天候が続いて、ブドウが成熟してしたにも関わらず、収穫時期の雨のために平凡なヴィンテージになってしまった、そんな年も沢山あったほどなのです。
赤用のブドウ畑には、メドック地区やグラーヴ地区で多く使われているカベルネ・ソーヴィニヨンが45%と最も多く、その次にメルロー37%、カベルネ・フラン18%の3種類が植えられています。白用のブドウ畑には、グラーヴとしては珍しく、ソーテルヌ地区の主要品種であるセミヨンが63%、ソーヴィヨン・ブランが37%植えられています。
恵まれた気候環境の下で収穫されるオー・ブリオンのブドウですが、それでも病果や不良果というものも存在します。これらを取り除く選果は、醸造所に運ぶ前にブドウ畑の中で手作業で行い、健全なブドウだけをより分けて醸造所に運びます。
収穫口に入れられたブドウは、まずはそのままそこで重量を測った後、ベルトコンベアに乗って除梗機へと運ばれていきます(白の場合はベルトは反対方向に動き、そのまま圧搾機にかけられることに)。除梗機でブドウの粒と果梗に分けられると、そのままブドウの粒は下に落下。除梗機の下に備え付けられた破砕機で少しだけ潰された後、ポンプを使って23基ある2層式のステンレスタンクへと運ばれていきます。この2層式ステンレスタンクは、オー・ブリオンのオリジナルのものだとか。現在のシャトーの管理者であるジャン・フィリップ・デルマス氏の父であり、オー・ブリオンの改革者でもあるジャン・ベルナール・デルマス氏考案のもので、91年より使用しているそうです。
このタンク上部では、アルコール発酵と果皮浸漬が行われ、下部ではマロラクティック発酵を行っています。上部で果皮浸漬が終わった後、上部タンクの扉にチューブを取り付けることによって自動的に果汁が下部へ移る仕組みになっていて、扉内部にはブドウの実、果皮、種が出てこないように特殊な金属を取り付けてあるため、果汁のみが移されるのです。タンク上部では、28~30の温度を保ちながら発酵を続けていく間、6時間に1回ずつ“ルモンタージュ”と呼ばれる作業を繰り返します。これは、下部の果汁を一旦抜き取って、上部にポンプで上げて、発酵中に果汁から分離してしまった粕帽(ブドウの実、果皮、種)へとシャワーのようにかける作業です。これによって、色素とタンニンの抽出を行い、粕帽上部が乾いてしまうのを防ぐ目的があるのです。
こうして、アルコール発酵と果皮浸漬、マロラクティック発酵を終えた12月下旬頃から、ブレンド作業が始まります。
通常、ほとんどのシャトーでは、一度品種ごとに分けて樽の中で熟成を行い、業者向けの先行予約販売「プリムール」が始まる前の2月頃にブレンドをするか、もしくは樽の中での熟成が終わり、瓶詰め直前に行うものです。しかし、オー・ブリオンでは、“樽香によって本来果実が持つ香りが隠されないように”という理由から、樽に入れる前にブレンドを行います。この樽にも、オー・ブリオンらしいこだわりがあります。それは大手樽会社「セガン・モロー」と提携して、シャトー内で樽の組み立て、焼付けを行っていることです。
大手樽会社の中には、焼付けを行う職人が沢山いるのですが、同じミディアムに焼かせても人によって品質にバラつきが出てしまうことは避けられません。これによってワインにつく香りが微妙に異なってしまうというのです。このためオー・ブリオンでは、わざわざシャトー内で、たった1人の専門の職人に焼かせることで品質の安定を狙っているのです。
「1つのヴィンテージで必要とされる新樽の全て」という訳ではありませんが、黙々と働く無口な樽職人さんが、そのほとんどを一人で行っているというのだから驚きです。同様の樽工房は、【マルゴー】【ラフィット】【スミス・オー・ラフィット】などでも見受けられますが、オー・ブリオンほど徹底しているところは少ないです。
オー・ブリオン内で組み立てられたフレンチオークの樽の中で、約18~20ヵ月間の熟成が行われます。熟成中の澱引きは3ヵ月に1度、伝統的にローソクを使って行っていて、5回目の澱引き前に卵白を使った“コラージュ”と呼ばれる清澄作業をします。最後に瓶詰めされ、世界中への出荷の時を迎えるのです。
ロバート・パーカー氏は、シャトー・オー・ブリオンの1989ヴィンテージについて語る際に、「不朽の、過去半世紀における最高のワインの一つとしてあり続けている。素晴らしい調和、群を抜いた清らかさ、そしてその滑らかさは、現代の伝説ともいえるシャトー・オー・ブリオンの特徴。このワインを飲まずに人生を終えられない。」と評しており、その卓越したエレガンスは他の追随を許しません。
1986 ジュヴレ シャンベルタン クロ サン ジャック アルマン ルソー
¥ 238966
コント ジョルジュ ド ヴォギュエ シャンボール ミュジニー プルミエ クリュ レ ザムルーズ 2019 750ml 赤フランス ブルゴーニュ シャンボール ミュジニー Comte Georges de Vogue Chambolle-Musigny 1er Cru Les Amoureuses 2019
¥ 194084
Le・Pin シャトー・ル・パン1988
¥ 242550
Armand RousseauGevrey Chambertin Clos Saint Jacques[2006]750mlジュヴレ・シャンベルタン・クロ・サン・ジャック[2006]750mlアルマン・ルソー Armand Rousseau
¥ 193600
Armand RousseauGevrey Chambertin Clos Saint Jacques[2004]750mlジュヴレ・シャンベルタン・クロ・サン・ジャック[2004]750mlアルマン・ルソー Armand Rousseau
¥ 246400
Armand RousseauGevrey Chambertin Clos Saint Jacques[2008]750mlジュヴレ・シャンベルタン・クロ・サン・ジャック[2008]750mlアルマン・ルソー Armand Rousseau
¥ 171600
ドメーヌ・ルロワ ポマール レ・ヴィーニョ [1994]750ml【並行品】
¥ 193600
2012年 ベルナール デュガ ピィ シャンベルタン 750ml フランス ブルゴーニュ赤ワイン
¥ 193600
Armand RousseauGevrey Chambertin Clos Saint Jacques[2016]750mlジュヴレ・シャンベルタン・クロ・サン・ジャック[2016]750mlアルマン・ルソー Armand Rousseau
¥ 202400
Armand RousseauGevrey Chambertin Lavaux Saint Jacques [2013] 750mlジュヴレ・シャンベルタン ラヴォー・サン・ジャック[2013] 750mlアルマン・ルソーArmand Rousseau
¥ 242000
Richebourg M・・o-Camuzet 2003 / リシュブール メオ カミュゼ 2003
¥ 171600
Chateau Lynch Bages 1998 / シャトー ランシュ バージュ 1998
¥ 242000
Chateau Lynch Bages 1999 / シャトー ランシュ バージュ 1999
¥ 202400
CHATEAU MONTROSE 1991 / シャトー モンローズ 1991
¥ 237600
CHATEAU MONTROSE 1992 / シャトー モンローズ 1992
¥ 246400
CHATEAU MONTROSE 1993 / シャトー モンローズ 1993
¥ 246400
CHATEAU MONTROSE 1994 / シャトー モンローズ 1994
¥ 246400
CHATEAU MONTROSE 1995 / シャトー モンローズ 1995
¥ 193600
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